Virgo Vs The Zodiac ファーストインプレッション。 求められるは「はやさ」と「ぼうぎょ」。

今回紹介するのは Virgo Vs The Zodiac です。 本来はまだ日本語版のデモは Bitsummit の展示以外ではプレイアブルではない(はずです)が、
私は Twitter で行われていたキャンペーンに応募し、運よく当選できたため日本語版のデモをプレイすることができたのでご紹介します。

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KIDS 感想。きみはなにをかんじるだろう?

今回紹介するのはKIDSです。
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あなたの赴くままに感じて

KIDS はあの"Plug and Play"を手掛けた人達による。新たな作品だ。
"Plug and Play"をやったことがある人ならわかるだろうが、このゲームははっきり言ってゲームという見る人間がインタラクト可能なメディアを通して送る、「作品」だ。
アートとすら言ってもいいかもしれない。
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起動するといきなり、真っ白な空間とただの白い人間のようななにかが姿を現す。
そこでいきなりクリック可能になるわけなのだが、そこから巻き起こる描写や雰囲気はあまりにも独特だ。
アートと記述はしたが、ぶっちゃけプレイした人のほとんどは「私は一体なにを見たんだろうか」という思考で埋め尽くされるだろう。
私もその一人だった。時には「これにはこういう意味が込められているのではないか」と推測する人もいるが、それはある意味このゲームのひとつの楽しみ方とも思えてくるのだ。
その位、なにが起こっているかわからず、なにも分からないまま終わる。
ただ、決してプレイしている側がなにも思わないわけではない。むしろ逆だ。描写が強烈なのだ。強烈で思考が追いつかない。
故に何が起こってるのか分からないのだ。ただひたすら流れていく描写を眺め、数十分という短くも濃い体験を味わう。
"Plug and Play"のときもそうだが、バカゲーと呼ばれるゲームとは明らかに違うものであるが、人によっては馬鹿馬鹿しいとしか思えない内容だ。
だからこそ、このゲームは体験する価値があるのかもしれない。あるいはないのかもしれない。
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買うのもありだし、買わないのもあり

このゲームは安いがその分数十分と短い体験となる今作は、忙しい人にもぴったりの作品だ。
ただ、"Plug and Play"になにかしらの魅力を抱いていた人なら今作も買うべきだと私は感じるし、そうでない人もこのゲームからなにか感じることがあるかもしれない。
なにか深いようでよく読むと水たまり程度には浅い記事となってしまったが、このゲームに関してはこう書くしかないのだ。
少なくとも私は「どこか面白い」と思ったが、その理由が見つけられなかったのだ。ある種、理由のない根源的な面白さを感じるがゆえに、アートとも言えてしまう作品だった。
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Far Cry New Dawn レビュー。「崩壊」 後も消えぬものは何であるか。

※この記事には FarCry 5, FarCry New Dawn について多くのネタバレが含まれています。ご注意ください。
FarCry 5は結局 UBI がどういう意図を込めたのかははっきりとはわかりませんでした。一方で、何かしらの皮肉、そして何をプレイヤーに思わせたいかは
ふんわりとですが伝わっており、これらが何なのかを考えることには意義があると思っていました。そんな中、FarCry 5 のほぼ続編と言っていい Farcry New Dawn が発表されました。
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5のプレイヤーは多かれ少なかれ何かしらの疑問を抱いたはずでしょう。
「なぜあれの続編を?」「あの核戦争EDのもやっとした終わり方からきれいに収拾付けてくれるのか?」などと。
筆者は「あれはああいう終わり方でも良かったと思っていただけになぜ後付けを行う必要が?」と懐疑的でありました。
さて、そんな New Dawn は果たしてどこに向かったのでしょうか。「崩壊」が行われた、ということは少なくとも事実となりました。
保安官がエデンズ・ゲートに干渉することなく終わることも、ジョセフ・シードを前にして引き返す可能性も無いものに。
ゲーム内容も交えて書いていきましょう。

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