FarCry Primal 内容紹介と感想
お久しぶりです。
今回ご紹介するのは Far Cry Primal というゲームです。
先日クリアしたのでぜひどんな感じだったかを言っていきたいです。
世界
Far Cry Primal は、1万年以上前の原始の世界が舞台のオープンワールドアクションゲームだ。
プレイヤーは「ウィンジャ」という部族の「タカール」を操作するのだが、冒頭で、タカールは仲間と一緒にマンモス狩りをしていたものの、途中でサーベルタイガーの邪魔が入り、狩りに失敗してしまう。
そこで瀕死になりつつもその場を脱出し、洞窟を抜けたタカールを待っていたのは、同胞を「ウダム」という部族に殺され恨みを持っていた「サイラ」という女だった。
タカールが彼女に会い、そしてこのオロスという世界にきたのがきっかけで、ウダム、そして「イジラ」などといった部族と生き残りをかけて争い合っていくこととなる。
ゲーム内容
世界が1万年も前ということもあり、当然今までのシリーズと違い、銃なんて出てこない。
石の槍や弓や棍棒で戦うしかないのだ。
槍や棍棒以外にも、蜂の巣を改造して敵に投げることで敵の装甲を無視して倒すことのできる爆弾や、敵を凶暴化させて相撃ちさせる液体を染み込ませたナイフなども進むことで作れるようになる。
体力回復の緑の薬草などもそうで、ここらへんはFar Cry シリーズのクラフト要素が健在だ。
また、4であった象に乗れるといった要素が、特定の動物をなつかせて使役したり乗ったりできるといった要素になり、新しく加わった。
この動物は、ただコレクションするだけでなく実際に戦闘にも役立ってくれるので、単身特攻が主だったFar Cry シリーズの戦術の幅を広げた要素と言えるのではないだろうか。(まあ4にもオトモで攻撃してくれる人間はいたけど弱かった)
ミッション
このゲームは主にウィンジャの人間をオロス各地から集めてきて、特定の人物からミッションを受ける形となる。
例えばこのティンサイというキャラは、先述した動物を使役するという能力のきっかけを与えてくれる人物だ。
このキャラのミッションをこなすことで、さらに動物関連のスキルがアンロックされ、より強力な熊やトラといった動物を使役する能力も手に入れられるようになる。
このように個性的なキャラがオロスには何人かいて、彼らを村に誘致して、彼らの頼みを聞いてあげて、ウダムの魔の手から解放されるための力をつけていく、というわけだ。
また、マップ各地で、ランダムに小規模なミッションが発生する事がある。
大体ウダムとウィンジャ絡みなのだが、加勢してあげたりすることでオロスに散り散りになっていたウィンジャが村に少しずつ集結してくるようになる。
村人を増やすことで、経験値の上昇幅が増えたり、村の施設のアップグレードにもつながったりする。
是非ともランダム発生ミッションは積極的にクリアしていきたいところだ。
ストーリー
今までのナンバリングとくらべ、非常にシンプルで王道なものとなった。
「ウダムの長であるウルを倒し、ウィンジャをウダムの圧力から解放する」というものである。
そのほかにも倒すべき敵はいるのだが、まあ大体は「人を集めて武器揃えてブッ倒そう」だ。
いままでの狂気やらなんやらと比べると大分あっさりしていて、外伝ならではのつくりとなっている。
個人的な感想
…で、取り敢えず自分としては
まずミッションなんだけど、「あれをとってこい(動物の皮だのアシだの)」とかで解放されるミッションが多すぎるのが少し気になりました。
というか、施設のアップグレードとミッションのアンロックが密接になってるのも少しどうかと思ったし、そもそもメインミッションとサブミッションの垣根があまり良くない意味で存在してない。
メインミッションが大体「小規模なサブミッションのあつまり」みたいな印象を受けてしまった。
ようは主軸のミッションがないんですよね。どこまでいってもウィンジャの仲間たち固有のミッションばっかで、それも掘り下げられるほど出てこない。
せいぜい4~5個で、キャラに感情移入しきる前に終わってしまう。
それでもティンサイとウルキとダーはすごい好きだったので、彼らに救われた面は非常に大きいと思います。
あと、フクロウが少しバランスブレイカーすぎる気もしました。たしかに、アレなしだとめんどくさい場面も多いんですけど、後半になると大体フクロウの凶暴になる爆弾と蜂の巣爆弾で大体解決しちゃうんですよね、拠点制圧。
なので、あれは敵のタグ付けと強襲オンリーにしておけばよかったのにと思います。
まあ最高難易度だとどうなってるかは知りませんけど。
あと、メインのお話がちょっとあっさりしすぎですかね。そのくらいなので、まあそこそこ良かったと思います。
システム自体は面白かったですし、ナンバリング系のやること同じで飽きてくる拠点制圧と塔解放(今回はやぐら)にも、きっちり面白くしようという意思を感じられたので。
5が正直どうなるか、Primalだけ見ると微妙だけど、期待しています。
