Wandersong ファーストインプレッション。歌というフレーバーは時に進む道にもなる。

今回ご紹介するのは Wandersong です。
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どんなゲームか

このゲームは、公式説明で"A musical adventure"とある通りプレイヤーはシンガー?吟遊詩人?となり、この世界を救うためにEarthsongを求めて旅することになる。
主人公は旅をすることでゴーストだったりトロルといったモンスターのような生物と遭遇もしますが、彼の特徴を生かし、歌を歌うことで障害を乗り越えていく。
剣も持つことすらままならない主人公が歌を通じてどう旅の中で人々と触れ合っていくのか、世界はどうなるのか、といったゲームだ。
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歌というギミック

歌はXboxコントローラーの右スティック、あるいは十字キーで6方向つまりは6種類の音、いや歌声を出すことが可能だ。 そしてWandersongでは設定の通り歌を使って解決していくことが多い。それはなにも謎解きだけでなく、旅の行く先で出会う人々との会話でも歌うことで会話が進んだりもする。
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それだけ「歌を歌う」という行動は、この世界、このゲームにおいて重要だということだ。
別に特定の行動の際だけでなく、普段の移動時や、何も特別なことのない会話の際にも歌を「ア~♪」といった歌声を出し続けることができる。
中にはこの歌の披露の仕方によって、その建物内のBGMがその歌のメロディーに決まったりとパズルギミックに収まらない行為であることは感じ取れた。
一方で序盤も序盤だとあまり歌を使ったギミックに歯ごたえを感じなかったが、進めていくと少しずつ面白さが増えていくように感じられたので、まあそこは問題ないかもしれない。

雰囲気はとてもよし

Wandersongはキャラクターが非常に個性的だったり、会話の内容に演出を入れてきたり、なにかと雰囲気の良さが感じられる。
Mother2などから影響は受けているらしいが、筆者的には「マリオストーリー」に似た雰囲気を感じた。
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それはキャラクターだけでなく世界の作りなどもそうだ。非常にデザインが可愛らしくもあり綺麗だとも思わせてくれる。
ビビッドな配色のせいかこれを一旦終了して他のゲームをやると「ん?なんか色薄いな!?」と一瞬錯覚してしまったが。
なんだか絵本の中に紛れ込んでしまったような、そんな雰囲気さえ感じた。

最後に

とにもかくにも、この個性的なゲームは歌をシステムにし、フレーバーにし、ストーリーにしたものであるということは確かだ。(実はダンスもあるっぽいが)
精密なアクション要素を求められるわけでもなく難易度的に優し目だと感じたので、雰囲気を楽しみたい人にはぜひおすすめなゲームだろう。
ただ、まだ最適化が進んでいないのか自分の環境の問題なだけなのかは不明だがスクショを取ったりすると一瞬止まる現象が起きるので、そこのところはこれから様子見していきたい。
これだけキャラが個性的なら日本語版も出してみてほしいという気持ちもある。なんとかならないかと思うところだ。また、PCのゲーム環境がない方は海外ではSwitch版も出ているので、こちらでどうぞ。
今回は短いですがこんなところです。ではでは。
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