High Hell レビュー。 奇妙なアーケードスタイル・シューター

今回ご紹介するのは High Hell だ。
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ゲーム内容

High Hellは、面クリア型のシングル FPS だ。
公式曰く「アーケードスタイル・アクション FPS」とらしいが、その紹介の通りリプレイの速さと自分の脆さ、そして敵の手ごわさ、スコアアタック、周回プレイといいそういった要素が詰まった作品となっている。
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ではその要素を紐解いていこう。

1周するのには問題ない難易度

リプレイが早いということもあり、基本的に自機は4,5発ほど被弾すると死亡となる。だが敵を倒すと基本的には少し体力ゲージが回復する仕組みとなっていて、マップの中には回復アイテムが落ちているものもある。
また、敵は雑魚的なら1発、ガトリングのようなものを持っている敵は5発くらいで倒せる形となっている。
慎重に、少しずつ進めば1周クリアするのにそこまで問題ではない難易度であると感じた。
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それと、ステージ5つ毎くらいのペースでボス戦が設けられており、ボス戦に関してはノーヒントで投げ込まれるものもあってか初見のうちは苦労するだろう。
1周もそこまで長いわけではないためリプレイ性が高く、いい塩梅の難易度だと感じた。だが、このゲームにはスコアアタック要素もあり、それを極めようとするとかなり変わってくる。それを説明していこう。

ストイックである所以

このゲームには先述したようにスコアアタックの要素がある。それは主にクリアタイム、収集アイテム、サブミッション達成率、精度といった要素で決まる。 f:id:pado2donpan:20171112154733p:plain
精度はおそらく銃の命中率のことだ。主人公のアクションは射撃、ジャンプ、かがむ、蹴りの4つで基本は成るがそのうちの射撃でいかに外すことなく敵を倒すかだ。
これは実際にやってみないとわからないことではあるのだが、ステージの中には集中砲火を食らいそうになる場面が少なからずある。なのでそういった中でいかに混乱せず確実に倒せるかが非常に求められるので、スコアを意識しだすと難しさも変わってくるだろう。
逆にこうスコアを意識させるならスコアランクとかもあってもよかったのではと少し思うが。

トレーラーとの差異、そして奇妙さ

このゲーム、トレーラーを見て、トレーラーの BGM などで Hotline miami を感じたものは少なからずいるのではないだろうか。パブリッシャーが Devolver ということもある。
実際、私はそう感じたのだが蓋を開けてみればそれは違った。
血が流れることもなければ敵の部位が弾け飛ぶこともない。BGM も確かにいい曲だとは思うものの、Miami のように暴力による興奮が現れるようなものでもない。暴力を行使するゲームではない、公式が言う様にアーケード・アクション FPS の位置に留まったままだ。
一方で、要素の端々からなにか別の狂気を感じたのも確かだ。 各ステージのロード中に流れる意味不明なクリック・ゲーム、奇妙さだらけのサブミッション…恐怖さえ覚えるほどだ。
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シュールなどといった言葉で片付けてもいいが、このゲームが何を伝えたかったのはわからないままなので不気味で仕方ない。
システムがストイックなゲームときたら猶更だ。
だが一方で、こういったフレーバーがこの奇妙さをプレイヤーに残したいがためにあるのだとしたら、それは成功だといわざるを得ないだろう。

最後に

ともあれ、High Hell はこういったゲームなので、トレーラーとはある意味違うものではある。
一方で、このビジュアルになにか惹かれるものがあるなら買ってみてもいいのではないだろうか。
敵を撃ちまくり、蹴り飛ばせ。

Quantum Break レビュー。 選択肢が生み出すゲームとドラマ

今回ご紹介するのは "Quantum Break" だ。
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この Quantum Break を作ったのはあの Alan Wake の Remedy ということで、中々期待していたのだが買う機会を度々逃していたので、偶然1日だけセールをやっていたのは幸運だった。
Alan Wake をプレイしたのも大分前の話となるくらいには月日が経ってはいるが、取り敢えず感想やらを言っていこう。

はじまり

"Quantum Break"はある日、主人公のジャックが友人(?)であるポールに見せたいものがあるといった感じで彼が受け持つ大学の研究室に呼び出される。
そこでジャックが目にしたのは、とてつもなく巨大な謎の機械だった。ポールはそれをタイムマシンといい、彼はジャックに起動を手伝うよう促す。
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半信半疑でジャックがポールの手伝いをし終え、ついにタイムマシンを動かす。
そのときジャックの兄であるウィルがきて起動を止めようとするが、もう抑えられない。ウィルは無理やりでも止めようとするが、その際アクシデントが発生してしまい、「時間の崩壊」が始まっていく。
その時起きた事故のためか、ジャックは時間に関しての干渉を行える「クロノン能力」を身に着け、物語が進んでいく。
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時に関する能力

Quantum Break は、Alan Wake と同じように戦闘はTPS, 探索や移動はアクションアドベンチャーに近い感覚で味わえるゲームだ。
本作の特徴はなんといってもジャックが身に着けたであろう「クロノン能力」、これが戦闘や移動や探索で欠かせないものとなってくる。
例えば頭上に落ちてきそうなオブジェクトの時を止めたり、破損しているオブジェクトの時を巻き戻して道を作ったり、探索での用途は様々だ。
また戦闘でも、自分だけ早く動いて敵の死角を突いたり、自分の周りだけ時空を歪めて弾丸が避けるようになるシールドを張ったりと、他には中々ない要素だろう。
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「話」の進み方

このゲームは非常に面白い取り組みをしていて、各章ごとに主人公ジャックを操作するパートがあるのはもちろん、そのあとにある理由で敵となったポールを少しの間操作するパートが存在する。
そしてパートで1つずつ選択肢が設けられることになる。興味深いのはその選択肢だ。
選択肢の取り方によって、ポールの周り、そしてジャックの身の回りで起こるイベントが変わってくるということだ。
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また、このゲームはもうひとつ面白い取り組みをしていて、そのポールのパートが終わると、驚くことに実写のドラマを見せるパートが始まる。これが内容も見事にゲームとリンクしていて、しかも上述したポールの選択肢ごとによって実写ドラマパートも内容が変わってくる。
これはとてもすごい取り組みだとは思ったが、ほかのデベロッパはこんなの真似しようにもできないだろうなー…という変な笑いがプレイ(?)中こみあげていた。
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戦闘システム

上述したように、戦闘システムはTPSにクロノン能力を駆使して進めていく、というのが主なシステムだ。
能力の多彩さやエキサイティングさにワクワクする一方で、肝心のTPS部分はどうしても平凡なものとなってしまっている。
まあここらへんは Alan Wake も同じ感じだったしいいかなとは思うけど、さすがにカバーシステムとジャガーノートじゃない重装兵の硬さは少し気になった。
また、戦闘システムの話とは違うがダッシュなどもドッジ(能力のひとつで短距離の瞬間移動が可能)を際立たせたいがためか、
少し"とろい"という印象となってしまっているため、ここらへんもせめて能力が使えないパートの間は早く移動できるようにしてほしかったというのが素直な気持ちだ。

最後に

"Quantum Break"は、平凡なTPSやアクションの土台から「時間」にまつわる物語やシステムが見事に覆いかぶさることで、見事に補うことに成功している。
物理エンジンの見事な応用、(資金面的な意味で)暴力的ともいえる実写パート、そして選択肢が生み出す結末…、"Quantum Break"というひとつのゲームでありドラマを生み出しているといってもいいだろう。
Remedy は Alan Wake のようなサスペンス・ホラーでこそなかったものの、またもやってくれたのだ。

マリオ+ラビッツ キングダムバトル ファーストインプレッション。コラボ故の入りやすさと楽しさと奥深さ

今回ご紹介するのは「Mario+Rabbids Kingdom Battle」「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」だ。
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日本語だと「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」でいいのかな。(まんまじゃねーかというのはさておき) 和訳が9月14日のニンテンドーダイレクトで正式に出ましたね。

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Watch Dogs 感想。エイデン・ピアースとプレイヤー

今回書くのはWatch Dogsについてだ。
別に今更書くこともないレベルでこのゲームがどういうことかは私より文章が上手い方が書いているだろうけど、ちょっと思ったことについて書きたいので書くことにします。
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Cat Quest ファーストインプレッション。 ニャんと面白いキャットベンチャー!

今回ご紹介するのは、Cat Quest というゲームです

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fault - SILENCE THE PEDANT ファーストインプレッション。デモを触って感じる、シリーズ最新作の力強さ

みなさん、ビルセリオ。
先日、fault SILENCE THE PEDANT(以下、STP)の体験版がきていたため、早速プレイする事にしました。
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FarCry Primal 内容紹介と感想

お久しぶりです。
今回ご紹介するのは Far Cry Primal というゲームです。
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先日クリアしたのでぜひどんな感じだったかを言っていきたいです。

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