溶鉄のマルフーシャ感想。 絶望感漂う祖国に押し寄せる敵を撃退しよう。

今回ご紹介するのは溶鉄のマルフーシャというゲームです

www.youtube.com

f:id:pado2donpan:20210829035717p:plain

【UPDATE 2021/9/2】
文章一部修正しました

どんなゲームか

溶鉄のマルフーシャは、敗戦間近の社会主義国家っぽいような国で迫りくる敵の機械兵を撃退していく2Dのタワーディフェンスアクションゲーム。
このゲームでは主人公の「マルフーシャ」を操作して100日間祖国を守り抜く「メインモード」、
「メインモード」にてマルフーシャの仲間として雇用できるキャラクター1人を操作してどれだけの日数敵兵を撃退するかの「チャレンジモード」があります。
メインモードとチャレンジモードでのゲーム内容にほぼ変わりはありませんが、チャレンジモードでは生きのびた日数をSteamのリーダーボードに記録され、
世界のプレイヤーと競うことができるため、簡素ではありますがそういったやりこみ要素もあることを覚えておくといいでしょう。

f:id:pado2donpan:20210829050245p:plain
ポンコツ監査官かわええんじゃ

世知辛い祖国の情勢を踏まえて敵兵から門を守るのだ

このゲームはキャラクターにアサルトライフルであったりショットガンであったりと入手した武器を元に敵兵をなぎ倒していきます。
初期はハンドガンから始まり、1日が終わり次の日になるとランダムで3択カードが選出され、その中で装備であったり身を守るためのオブジェクトを購入することができます。
f:id:pado2donpan:20210829050547p:plain
購入には毎日支給される手当から買うといいでしょう。なお、このゲームしゃれが効いていて毎日手に入る給付金が日を重ねるとやれ雇用保険だの住民税だの差っ引かれて残るのは雀の涙程度の手取りだったりします。
こういった要素はフレーバーとしてもバランスとりの要素としても面白いと思っているためいいなと思いました。
また、購入した武器にも耐久度というものがあり、最大10日で壊れて初期装備の貧弱なハンドガンを使う羽目になってしまいます。どう購入するかを考える必要があるのもこのゲームの面白いところですね。
f:id:pado2donpan:20210829052527p:plain

こんな時こそ背中を預けられる者が必要だろう?

ときに上記の購入の際、仲間を雇用できる場合があります。
仲間は1人のみ雇用することができます。それぞれ個性的な見た目と銃器を扱いますが、基本はプレイヤーが扱える武器種と同じものですし、
例えばこちらは狙撃武器を使ってるから逆に面制圧能力のあるアサルトライフルだったりサブマシンガン持ちの仲間を雇用する…といった足りない部分をカバーする編成なども可能です。
f:id:pado2donpan:20210829051741p:plain
まあ割とそういった運用面を考慮しなくても単純に1人じゃ捌き切れないからなんてもいいので雇用する、といったやり口でも全然クリアまで問題なくいけるでしょう。
1日が終わった後、プレイヤーが使っているキャラクターは部屋に戻って休息を取るのですが、雇用したキャラクターが部屋にいて喋ってくれます。
こういった小ネタもあるのはいいですね。 f:id:pado2donpan:20210829052026p:plain

面白さがギュッと詰まっているぞ同志

溶鉄のマルフーシャはゲームのボリュームこそ値段相応、コンパクトに収まっています。
ですが世界観の構築、素敵なビジュアルであったりストーリーであったりと確実に面白さは詰まっていると言えるでしょう。
市街地戦になってるあたりとかいやいやいかんでしょって感じですごく末期感あっていいですね。
クリアまでもそこまでかかりませんでしたが、エンディングも複数用意されている様子ですのでもう少し私も起動してやりこむ必要がありそうです。

そんなこんなで、溶鉄のマルフーシャでした。